座り心地テクノロジーについて

脊髄のS字カーブ 自然な立ち姿であるBの状態が、脊髄にもっとも負担の少ないS字カーブを描いています。座っても、Bのカーブを維持すれば、脊髄の負担を少なくできます。

「快適に座る」ことが椅子の機能であるならば、私たちは-これからの「ようの美」-を持ち合わせた椅子を作りたい。

「座り心地」とは何でしょうか。
大きく2つに分けると、「座る姿勢」と「フィット感」ではないでしょうか。

これまでの椅子づくりは、「座る姿勢」については、シートの高さ・深さ・角度そしてモタレの角度など決められたガイドラインに沿って「座る姿勢」を決めていました。あるいは、過去の椅子を参考にして、「座る姿勢」を決めていました。

「フィット感」については、こうです。
積み上げてきた椅子つくりのノウハウを基に、バネや高密度ウレタン、ソフトタッチウレタン、わた、羽毛など素材を組合わせ、狙った「フィット感」を目指し、最後は人の感覚で「フィット感」を決めていました。

体圧測定、血圧測定、着席姿勢角度測定のデータ

ひざ裏や肩甲骨の部分は、血管が身体の表面に近いところにあるため、特に圧迫に弱くつぶれやすい。

現在のカリモクでは、最新の「座り心地」研究の考え方を導入して「座る姿勢」「フィット感」について新たなガイドラインを作成しています。

「座る姿勢」については、人が立ったときの姿勢、すなわち、立ったときの骨盤の位置、脊椎の自然なS字カーブを座ったときにも保つことです。(姿勢が正しくないと椎間板にストレスを与えてしまいます)

「フィット感」については、座ったときに血流が妨げられないこと。血流が妨げられると、体のシビレなど、ストレスとなります。極端な例は正座です。正座で脚がしびれてしまうのは、血流が妨げられてしまうからです。体圧分散と云う言葉がありますが、まさに、体が椅子に触れる部分の圧力を均等に分散すること。さらに、圧迫により血流の妨げられやすい体の部位の圧力をピンポイントで逃がしてやることです。

以上のようにカリモクは、今までの人体寸法計測が中心の経験則に基づいた座り心地の上に、科学的な心理評価や生理評価のデータに基づいた座り心地を研究し続けています。

さて、次に必要なのは、ものづくりのノウハウです。
いくら座り心地が良くなるデーターやガイドラインがあったとしても、それを実現するノウハウがなければ、実現できません。 カリモクは長い椅子づくりのなかで培った、形にできるノウハウがあります。そのノウハウも心理評価や生理評価を繰り返し、日々研究・実践しています。実際に多くの食堂椅子やソファーでそれらの研究を具現化してきました。

karimokuJPの椅子は、この研究内容を熟知したモデラー(木工と椅子張り)とデザイナーの共同作業から生まれます。デザイナーの斬新な発想とそれを実現する技術力から新しいクッション構造が生まれています。(特許出願中)
「快適に座る」ことが椅子にとっての一番の機能であるならば、karimokuJPの椅子は-これからの「ようの美」-を持ちあわせた椅子と言えるでしょう。


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